私は大学の建築学科で設計などについて学んでいました。
その後、現場でものを造ることに携わりたいと考えるようになり、今は施工管理を任されています。
現場の総括をするようになると、安全を優先することはもちろんですが、品質の向上や無理のない工程、予算について、働く人の管理など、さまざまなことを同時に考えなければなりません。それをスムーズに進めるためには、話し合いをすることが何より大切になります。
建設の仕事というと、器用さや正確さをイメージする人が多いかも知れませんが、現場で必要とされるのはコミュニケーション力なのです。
入社当初は私も分からないことばかりでしたので、先輩や上司に質問して教えてもらいながらやってきました。現場を任されるようになると、自分でイメージしたとおりに進められるので、やりがいもひとしおです。
新入社員のみなさんにも、「どんどん聞いてきてください」とお話ししています。今後は若い人材を育てていきたいと思っていますので、意欲のある方はぜひ仲間に加わってください。
施工管理部に配属になり10年目以上経ちましたが、いろいろな現場で日々勉強をさせていただいています。
図面はどれも違いますので、キャリアを積んでいくなかでも分からないことも出てきます。そんなときは上司や先輩が相談に乗ってくれるので心強いですね。
入社して5~6年目のとき、ひとつの現場を最初から初めて任されたのですが、何から手をつけていいのか分かりませんでした。先輩方や職人の方々に協力していただきつつ、自身で工程管理や仕様・仕上がりを考えた上で、自分の思い通りに、かつ工期通りに竣工できたときは、本当にうれしく、やりがいを感じることができました。
また、建物が完成して1年ほどしたとき、施主様が「良い建物を作ってくれた」と話されていたと聞いたときの感動は今でも鮮明に覚えています。